昔から好き嫌いの激しい子供だった。 好き嫌いというか、0か1かの思考だった。 好きなもの、興味を持ったものにはとことん執着した。 一方で興味のないものもは全くやる気が起きなかった。 私は理系だったが、興味さえ持てば他の多くの人が難解だと思われる…
私は28歳のときにある場所で2時間4万円かかる心理テストを受けて、私自身がアスペルガー群に分類されることを知った。仮にそのテストを受けなかったとしても、私の幼少期からの様々な行動や考え方は、テストのような客観的な証拠が無かったとしても、私自身…
私がアスペルガーである自分自身を否定したのは、30歳のときの失恋だった。失恋自体は、その前に何度も経験していた。そして30歳のときの失恋が、今振り返れば特別だったというわけでもなかった。ただ、その時初めて、私は自分の生き方は間違っていたと自覚…
小さな頃から集団に所属することに抵抗があった。それがどんな集団であったとしてもだ。 私が「自我」というか、明確に自分自身の意志を持つようになったのは小学校4年、10歳になる年だったと思う。その前から、私はあまり学校のクラスに馴染めないような人…
他人との距離感をつかむのが苦手だった。 何らかのコミュニティに所属することが苦痛だった。 私は一匹狼のような生き方を常に望んできたし、今も本質的にはそうである。 一人で生きられるほどの力も実力もないのだが、自分が望まないこと、自分が良しとしな…
私はアスペルガーだったので、世間一般でいうところの「空気」をまったく読めない人間だった。 今でも本質的にはそうかもしれないが、だいぶ気を付けているつもりだ。 余計なことは言わない、自分の意見主張はしないように努めている。 ただ、その結果私自身…
2018年12月、私は自殺した。 当時34歳の私は、それまでの自分自身のすべての価値観や人生を否定した。 今の私はその亡霊でしかない。 このようなブログを書いているので、事実として私の肉体は生きている。 しかしその人格や価値観はずいぶん変わってしまっ…